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このページでは、一般的によくある心の病の現れ方を載せています。
心が疲れた時は、検査で特別な異常はみられません。このページにあるような症状が思い当たる場合は、心が肺炎にかかっている恐れがあります。治療を受けることで、症状は改善に向かいます。個人によって症状の出方は違います。ここに載っていない症状も沢山あります
北米では心の病に関する認識が日本に比べて非常に進んでいるので、一人で悩まず専門家に今ますぐ相談しましょう。
自律神経失調症の現れ方

 

 

 

不規則な生活や習慣などにより、身体を働かせる自律神経のバランスが乱れるためにおこる様々な身体の不調のことです。

内臓や器官の病変によるものではないので病院で検査をしても「異常なし」。
 

『自律神経失調症』の症状としては、体の一部が痛くなったり具合が悪くなったり精神的に落ち込んだり・・と人によって様々で、いくつか重なって症状があらわれたり症状が出たり消えたりする場合もあります。

人によって症状の現れ方は違います。代表的な症状は以下になります。

 

頭痛、筋肉痛、冷え、心臓系の症状、食欲不振、息切れ、光が眩しく感じる、目の乾き・ドライアイのどのつまり、違和感不妊症・生理痛、不安感・怒りっっぽい・イライラ・気分の落ち込み、集中力欠如、不眠症めまい・耳鳴り、顎関節症手足や全体のしびれ、熱感・微熱

北米には、自律神経失調症という言葉は使われていません。
自律神経失調症は、ウツとして認識されています。
​ウツの現れ方 
​ウツ病と他のメンタル系の病が一緒に併発している場合がよくあります。

うつ病の症状には精神症状と身体症状があります。また、これらの症状が、1日のなかで時間とともに変化するのも、うつ病の特徴です。多くの場合は、朝が最も悪く、夕方にかけて回復していきます。

 
精神症状 ・抑うつ気分 


気分が落ち込む、憂うつ、理由もなく悲しい気持ちになる、何の希望もない。 興味や喜びの喪失 今まで好きだったことや趣味をやる気になれない、テレビや新聞を見てもおもしろくない、性的な関心や欲求も低下する。 または、精神運動の障害(強い焦燥感・運動の制止) 

 

体の動きが遅くなる、口数が少なくなる、声が小さくなる。また、逆に、じっと座っていられない、イライラして足踏みをする、落ち着きなく体を動かす。

 

思考力や集中力の低下 。

 

頭がさえない、考えがまとまらない、決断力や判断力が低下する、反応が遅くなる、仕事の能率が落ちる、注意力が散漫になって、人のいうことがすぐに理解できない。 意欲の低下 人と会ったり話したりするのが面倒になる、何をするのも億劫。 自責感 何でも悪いほうに考える、必要以上に自分を責める、まわりの人に申し訳ないと思う。 希死念慮(きしねんりょ) 生きていくのがつらい、死んだほうがましだ。 精神病症状 自分が重大な罪を犯したと思い込む罪業妄想、貧乏になったと確信する貧困妄想、がんなどの重い病気になったと信じ、検査結果で心配ないと話しても訂正できない心気妄想などがみられることがある。 


身体症状 ・睡眠の異常(不眠または睡眠過多) ・食欲の低下または増加 ・疲労、倦怠感 ・ホルモン系の異常…月経の不順、性欲の低下、勃起の障害 ・その他の症状…頭痛(すっきりしない鈍い痛み)、頭重。肩、腰、背中などの痛み

​不安障害やトラウマ、または他の身体の病気が原因でウツの症状を併発しているケースもあります。

​全般不安障害の現れ方
慢性的な不安、過敏、緊張、落ち着きのなさ、イライラ、集中困難などの精神症状と、筋肉の緊張、首や肩のこり、頭痛・頭重(ずじゅう)、震え、動悸(どうき)、息苦しさ、めまい、頻尿(ひんにょう)、下痢、疲れやすい、不眠(寝つきが悪い、途中で目が覚める、眠りが浅い)などの多様な身体症状(いわゆる不定愁訴)がみられます。 
何かにつけて過度の不安・心配がつきまとい、それが慢性的に続く(診断基準では6カ月以上)のが特徴で、不安は種々の精神・身体症状を伴っています。多くの患者さんは身体症状のほうを強く自覚し、どこか体に異常があるのではないかと考え、あちこちの病院で診察や検査を受けるのが常ですが、症状の原因になるような身体疾患はみられません。 
経過は慢性で、日常生活のストレスの影響を受け、よくなったり悪くなったりしながら多くの場合何年にもわたって続きます。途中から、気分が沈んでうつ状態となり、うつ病に移行することもあります。また、アルコールで不安をまぎらわそうとして、アルコール依存症に陥いることもあります。
パニックアタックの現れ方

 

1:突然以下のような症状を伴う強い不安の発作に襲われる。

例:心臓がドキドキする(動機)、脈が速くなる、胸苦しい、息苦しい(ハーハー息をする、息がつまる)、めまい、震え、しびれ、体が熱い(冷たく)なる、発作、吐き気、腹部不快感などの身体症状。死んでしまうのではないか、気が狂ってしまうのではないかと思うほどの恐怖感、現実感がないなどの精神症状。

 

2:上記の症状は急速に高まり、数分から数十分くらい続いておさまる。

 

3:発作は繰り返し起こる(頻繁はさまざまだが、ひどいときは毎日から週1回以上)。

 

4:何らかのきっかけがあることもあるが、なくても起こる。

 

5:原因となるような身体疾病がない。

 

6:発作のない時も、また怒りはしないかと恐れる不安がある。

 

7:もし発作が起こった時、逃げられない、助けてもらえない、恥を掻くなどの場所や状況を恐れ、避けるようになる。

​依存症の現れ方
依存症も人によって色々な現れ方をします。代表的には、アルコール、ショッピング、セックス、ギャンブル、麻薬となります。また、人間関係(男女間、親子間、友人関係)で人に依存する場合があります。

共通している症状は、強迫的(やらずにはいられない)、反復的(やめられず、繰り返す)、衝動的(思いついたら、すぐ行動してしまう)、貪欲的(こだわり、追求し、執拗に追い求める)など。

上の4つが揃い、それが長期に渡り習慣化されていくと、脳が欲求するようになり依存症が深刻になっていきます。そのため、日常生活、仕事、または人間関係の上でも、イライラしすぎる、すぐにカッとなって腹を立てる、暴言や暴力が出るなど、自分の感情の制御・コントロールがうまくできなくなるので、人間関係に支障が出るようになり、自から人間関係を壊していくことが少なくありません。 ​

 

引きこもり

 

一般的に言われている「引きこもり」は日本独特のもので、北米ではこれにあたる特別な言葉がありません。北米では、引きこもりは「心配性」の一部として捉えられているところがあります。また、他の心の症状から引きこもりの症状を併発していると考えられています。

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